現調下見の段階では外壁のＲ部分のみにﾋﾋﾞ割れ、専門用語的に爆裂症状が出始めていました、いざ着手
結果は見ての通り内部（表面より深さ３㎝程）鉄筋が表面塗装の劣化と ＡＬＣ素材特有の気泡形状な為か雨水の浸水により鉄筋が錆、膨張し最終的には鉄腐りにより形状維持が困難となった、
今回出来る限り機械による斫作業では無く、手作業ハンマーとタガネで 削り落し、その後残り細くなった鉄筋に錆止め塗料を吹付け防錆処置を施しました
モルタル用の接着剤を塗り鉄筋の無い所には新たにラス網を貼り付け
樹脂モルタルにて下地補強・調整を行いました、私共も色んな爆裂症状を直して来ましたが、今回のＡＬＣ素材は正直厄介な物です、気泡体の為一度でも雨水が浸入すると次からは容易く浸入してしまい、おまけに 気泡体の為浸入口が分りずらく、何処から浸入しても不思議では無い為早めの防水対策の為にも、弾性塗料の（ゴム系の厚膜）仕上をお奨め致します。
完成 元通り新築時の綺麗な外装に仕上がりました。