着手前~瓦割れ

前回 掲載した日本瓦の漆喰工事の時に少し触れた(空伏せ式)今回

陶器瓦で平板タイプが着手前に割れを発見取替えの模様ですが当社は工事着手から足場組を行う前に確認写真を撮り破損や見積現調時には分らない事が出た場合必ずご報告し対処しますが今回も其の一例でした

おそらく電気工事業者が頭上の破風板にアンテナ取付け作業を行った時に何らかの衝撃で破損してしまったと思われるが築12年で1年程前にテレビとアンテナの取替えを行ったそうです、そん時かもしれませんが、 次の写真で瓦 取替え割れた瓦を取り除くと中央付近に見えるのが瓦桟の木材でその下には 通称ゴムアスと呼ばれる防水紙です20年前程はアスファルトルーフィングと言って不織布にアスファルトが塗られた物を主に貼られてましたが、 昨今はゴム製マットが主ですが、従来の土を乗せて瓦を葺く場合は木の樹皮で主に杉やヒノキの皮を下に貼り土を乗せ瓦葺きを行いますが、 昨今は神社・仏閣の社殿等以外には余り施工されない。       【後日この樹皮の話を掲載しますね】               話に戻ります、このゴムアスの効果で家の中には漏水しないが瓦とゴム アス防水紙の間を雨水が抜け軒先から流れ出る構造ですが、瓦自体も 今時はズレ防止を兼ね捲れない様にツメが有りさらに釘アナが有りそこにビスか釘を打ち込む為、場所によって1枚のみ張替は、其れなりに大変ですが・・・・瓦 復旧後

貼り替え完了、今回はお施主様の所に新築時に数枚の予備瓦が保管 せれて居た為、略ピッタリと納まりました、出来たら数枚でも残して置いてくれる様な気の利く職人に成りたいですね。感謝