過去に有った物件の話ですが、瓦屋根の谷部分によく見かけた銅板を 加工して仕様されて居た谷樋ですが、昨今ではステンレス製か耐磨鋼板が殆どです、銅板は酸化すると綺麗な薄緑色系の色に変色し神社・仏閣の屋根に貼られ風格を醸し出しているのを良く目にしますが、この写真を良く見て下さい瓦の平部で雨水が勢いよく流れている所は先程の薄緑色に対し滴だれした所は黒茶色です、この色の部分が最近の雨水に含まれる酸性雨によって小さな穴が開き漏水する症状が多々あり取替え工事を行いますが、一滴一滴と垂れる滴が落ち何時までも長い時間を掛け ゆっくりと流れる為 銅板を酸性雨が溶かしてしまい最後には穴が開く 因みに此の銅板は40年程たって居るそうです、当時の銅板の加工物は厚みも有り結果的にかろうじて数か所の小さな穴でしたが、瓦自体は100年近い物だそうです、建物自体が100年近いそうで その当時のままで何回か修理を繰り返し今に至るそうです、色々な部分で修復が多々必要ですが凄いですね、40~50年前は酸性雨は降らなかったのかな~時代と共に様々に変化して行きますが結果的に100年もの間お蔵(倉庫)として使用されて居るのも素晴らしい建物てす。